ひび

にちじょう

しなきゃ

「しなきゃ」に囚われている自分

なんだか上記のキャンペーンが行われていたので書こうと思う。

 

今は特に「就職」に関する「しなきゃ」について書こうかなと思う。

まあ就職活動をしている人は皆「就職しなきゃ」という思いに駆られていると思う。私も今その一人である。

私の性格的に焦ってもいいことがないのは実習で実証済なので、焦らずぼちぼち進めていきたいが、どうしても就職が決まっていないと「何かしなきゃ」という思いに駆られる。

 

精神保健福祉士の資格を取得してからの就職先は主に2種類に大別される。

それは「医療機関」と「地域障害者施設」である。あとはそこに「行政」も少しプラスする程度。

 

学校に来てめちゃくちゃ思う。「医療機関」への就職希望者がとてつもなく多い。

理由として聞かれるのが「福利厚生がいいから」「”精神保健福祉士”採用があるから」「精神保健福祉士の意味があるから」等だ。

へえ、と私は聞く。ちなみに私は医療機関はほとんど見ていない。「地域障害者施設」中心に見ている。

 

なんせ私は福祉業界で働いた経験が無いので、まずは地域の障害者と関わりを持ちたいという思いが強い。どうしても医療機関になると「患者と支援者」という主従関係が生まれてしまい、日常会話や雑談がしにくい環境にある気がしている。全くないわけではないと思うが、医療機関の目的と地域障害者施設の目的がそもそも違い、医療機関は「患者の病状を回復させること・入院患者を退院させること」に重きを置かれる。一方地域障害者施設は「地域でその人らしい暮らしができるようサポートする」ということに重きを置かれている。だからどちらが良い悪いという問題ではなく、そもそもの目的が違うので、そう考えた時に自分は医療機関で働くのは今はちょっと違うのかな、と思ったりした。ただ、将来的には医療機関で働くことも経験として視野に入れてもいいのかもな、なんて思ったりはしている。

 

あと「地域障害者施設」は「精神保健福祉士」の募集は非常に少ない。むしろ無資格・未経験でも応募できる案件が多数である。そこに「せっかく資格を取った意味が分からない」という人もいた。その意見もよく分かる。確かに精神保健福祉士の資格を取ったのに休みも少ないわりに給料もめちゃくちゃ安いみたいな案件もザラにあるので、それはちょっと違うかな、と自分でもふるいにかけたりはしている。ただ、医療機関と違い求人数はアホほどある。だから最悪選ばなければ就職に困ることはよっぽどのことが無い限りできると思う。

 

ただ、あまりにも学校の人で「医療機関志望」の人が多いものだから「自分も医療機関で働かなきゃいけないのかな…」と迷ったことがあった。

医療機関で働かないと精神保健福祉士である意味がなくなってしまう」

という考えを持つ人もいて、それもまた、へぇ、と聞いていた。

 

精神保健福祉士でいなきゃ」か。

分かる。分かるんだけど。

精神保健福祉士の資格を取得したからといって、明日からはいどうぞ働いてくださいと言われても自分にはできる自信がない。

本当は自信をもって働かなきゃいけないのかもしれないけど、とにかく実務経験が無いから今は雑務でも何でもします!みたいな勢いである。

あと実習で医療機関・地域障害者施設の両方行かせてもらったが、正直地域障害者施設の方が学ぶことがとても多かった。利用者との関わりや施設の存在意義等、本当に自分はまだまだ未熟者だな、と痛感させられた実習になった。だからそれもあって地域障害者施設の方に行きたいと思った。

 

学校にキャリアセンターがあり、そこに相談に行った。

「自分は実習に行って医療機関よりも地域障害者施設に行きたいと思った」と伝えた。

すると「それはよく分からないから先生に相談するかネットで調べて」と言われてあっさり終わってしまった。その先生は医療機関に強い先生だった。

なんかそれが見放された気がしてショックだった。

だからどこに相談すればいいのか分からなくなったのと、1人で就職活動を進めるしかないと感じた。

 

1人で就職活動をしなきゃ。

1人で就職を決めなきゃ。

精神保健福祉士でいなきゃ。

就職しなきゃ。就職してお金をもらわなきゃ。

 

色んな「しなきゃ」に囚われまくって、今一番しんどい時期なのかもしれない。

いつ出口が見えるのか。

ただまあ、一般企業と違ってどこに行きたいかが非常に限定的になっているから、その辺は探しやすいので助かっている。

早くこれらの「しなきゃ」から解放されたい。