ひび

にちじょう

まずい

シンプルに太った。激太りしている。

多分人生で一番太っている自信がある。

 

少し前までベルトしなきゃブカブカだったリクルートスーツが、

恥ずかしい話だがチャックすら締められない程までにきつくなっている。

 

原因は何となくというか絶対思い当たる節がある。

圧倒的な運動不足と代謝の悪さである。

 

特に仕事を辞めてから国家試験までの間は自習室や家にこもることが多くて、酷い時は一日中布団に横になって終わるなんて日が増えた。そのせいで腰痛をこじらせてしまった。

そしてそこに拍車をかけるのが薬の副作用である。

薬の説明欄に「太りやすくなる」と記載があるものがいくつかある。つまりそれは代謝が悪くなるのと同義なのだろうと勝手に解釈している。

 

食べる量自体はむしろ減っている。朝と昼はきちんと食べるが、晩御飯を食べない日もちょこちょこあるくらいだ。

なのにこの激太り具合を見ると、確実に運動不足と代謝の悪さが原因となっていることは明らかである。

 

まずい。非常にまずい。

今日も1件面接に行ってきたが、スーツがキツすぎて正直頭の中が真っ白になってしまっていた。おかげで全然上手く話せなかった。感触はほぼゼロ。

おまけに色々とやらかしてしまって、今日は何だか疲れてしまった。

 

太ってもいいことってないな。

 

ただ、今日は悪いことばかりではなくいいこともあった。

まず最初に面接を受けたところから内定通知をもらった。非常にありがたい話ではあるが、面接時にも「今就活を始めたばかりなので色々見ているところ」と伝えてあるので、「他にも選考が残っているので少し回答を遅らせてほしい」とお願いはしてみた。まあ最悪そこが内定取り消しになっても他のところを受けるまでではあるが。

 

あと、前々から家の中でどっか行ってたものが偶然見つかった。

ほんとに偶然「あ、あれもしかしたらここかも」と思ってパッと探してみると、あっさりと見つかった。Bluetooth型のキーボードである。ちょっとこれは嬉しかった。

 

とりあえずどこかしらへの就職が決まったら、体のメンテナンスを本格的にしないと良くないことばかり起こってしまうと感じた一日だった。

今年は前厄の年なので(年齢がバレてしまうけどまあいいか)、そのせいで体にガタが来ているのかもしれないとすると、来年の本厄では私どうなってしまうんだ、と今から恐怖である。

 

特別お題「今だから話せること

私は顔が本当に不細工だ。少なくとも「綺麗」「可愛い」とは到底言えないような顔面をしている。これは本当にお世辞抜きで自覚済みである。自分より不細工な人をこの世で見かけたことがない。

おまけに体毛もとても濃かった。女のくせに。そのせいで小・中と沢山いじめられてきた。

「けーこ(毛が濃い、が由来で)」と呼ばれたり、机に「ブス」「●ね」なんて書かれたり、「ブスは何も喋んな」なんて言われたり。

今思えばその頃からかな。誰にも何も期待をしなくなったのは。

何かを期待したって結局はこういうことでいじめられたり悪口を言われたりするのは見え見えだから、だったらもうこっちから何か関わることもやめよう、諦めよう、なんて思った。

 

中学生の時、塾に通っていた。

その時「ちょっといいな」と好意を寄せる人がいた。

でもそれが他の男子に何となく伝わってしまい、その人に告げ口をしてあからさまに避けられるようになった。別に私からは何も言っていないし、思いを伝えてもいない。

ああ、私は恋愛すら許されないのか。この体と顔面では。と、本当に諦めた瞬間だった。

 

それ以来、それなりに話せるような人はずっと出来ていたものの、ある程度関係が深まってきたところで「なんかしんどいな、また何か言われるんだろうな、自分が仮にこの子と喧嘩したときには」と思ってしまい、突然関係を断ってしまうということを繰り返していた。ある程度は話せる。だけど一歩踏み込むとしんどくなる。そういう体質になってしまった。

 

今でもその癖は治っているような治っていないような、曖昧な状態である。

 

一応誰のためでもないが、自分のために少しは努力した。

まず高いお金を払ってでも永久脱毛に行った。とにかくこの体毛が全ての諸悪の根源であると思ったからだ。

そして化粧もするようになった。全然上手くはないけど、化粧をすると「なんかがんばろ」という気持ちにちょっとだけなれる。最近YouTubeで「詐欺メイク」をしている人の動画をよく見ている。あの化け方はもはや尊敬の域に達するし、あれを見ていると「自分も頑張ってみよう」という気持ちになれる。

 

そんなこんなでおかげさまですべてを受け入れてくれる彼氏が今は出来て、かれこれ2年近く付き合っていられているものの、「なんでこんな私を好きになってくれたんだろう」と思うことは結構ある。

やっぱり今でも自信は持てない。でも彼氏は私の色んなところを褒めてくれる。

 

以前何かで聞いたのだが、基本的に私は自分のことがそういう経緯もあり大嫌いである。

でもその「嫌い」というのは「自分が自分のことをよく分かっていないから」と言っていた。

今でもその意味が分からないままではあるものの、もしかすると「私って実は自分で自分のことを全然分かっていないのかも」なんて思う。

 

かと言って就活で「自己PR」と言われてもアピールするなんて嫌いだし、

自分で自分のことを褒めても「いやでもなぁ…」という思考になるし。

なかなか考え方の癖は治らない。思っている以上に厄介なものである。

あととにかく気分の波があるので、うまく付き合っていかないといけないなとつくづく感じた。

 

とにかく私は昔からどうしようもない人間で、考え方が歪みまくっているダメな人間なのである。

これを「何とかする」と考えるのではなく「受け入れる」方向に持っていくことが理想形かな、と勝手に考えている。

 

生きるって本当に大変でしんどいな。

一応体がもつ限り生きるつもりではいるけれど。