ひび

にちじょう

ほん3

家にずっと引きこもっていると、だんだん病んでくる。良くない。

とはいえ外出すると何かしらお金を使ってしまう気がして外に出にくい。

適度な散歩程度だけでも外に出ようかと考え中。

 

また本を一冊読んだ。

「フーガはユーガ / 伊坂幸太郎

www.amazon.co.jp

 

Amazon内でのあらすじは、

伊坂幸太郎史上
もっとも切なく、でも、あたたかい。

僕たちは双子で、僕たちは不運で、
だけど僕たちは、手強い
双子の兄弟が織りなす、「闘いと再生」の物語

常盤優我は仙台市内のファミレスで一人の男に語り出す。
双子の弟・風我のこと、幸せでなかった子供時代のこと、
そして、彼ら兄弟だけの、
誕生日にだけ起きる不思議な現象、「アレ」のこと――。
ふたりは大切な人々と出会い、
特別な能力を武器に、
邪悪な存在に立ち向かおうとするが……。

とある。

 

またまた伊坂先生の作品を読んだ。

今まで読んだ中でも1・2を争うくらい読みやすかった。

 

今まで何冊か本を読んだが、何故かどの作品にも女性の性暴力描写が描かれている。

本作品も性暴力描写が描かれていて、「やっぱり女性は襲われやすいのか」と思ってしまった。なんか悲しくなった。

 

作品自体は最後に「おぉ…」という展開が待っており、面白く読めた。

そこでここが繋がったか、という伊坂先生お決まりパターンだった。

双子でもし「アレ」が使えたら、楽しい面もありしんどい面もあるな、と感じた。

私だったら要らないかな(笑)。

 

 

閑話休題

就職先が決まった。精神保健福祉士の勉強をしていないと出会うことのなかった障害者施設に就職することになった。

実習の経験がとても大きく、色んなことを学べたので障害者施設に就職することを考えた。

元々就職活動自体は実習が終わってからしようと決めていたので、実習の経験は自分にとって大きな経験となった。

 

とはいえ学校のクラスメイトは医療機関を志望する人が多く、私は「何でなんだろう?」と思っていた。

別に医療機関が悪いということを言いたいわけではないが、おそらく皆障害者施設は無資格でも働ける職場が多く、精神保健福祉士として働く意味が見いだせにくいから医療機関を志望する人が多いのだと思う(確かに医療機関は”精神保健福祉士としての募集”が殆どである)。

実際クラスメイトと話していてもそういう話は出ていた。「施設は楽しいけど、”精神保健福祉士として”の意味がイマイチ見出せないし、資格なくても働けるし…」と。

私は「そうかな?」と思ったが、自分は福祉業界で働いた経験が無いから余計にそう思うのかもしれない。

 

実は決まった就職先には面接時に自分の病気のことは正直に伝えていた。

それを承知の上で採用してくれたのが非常に有難かった。

クラスメイトの中には同じ精神疾患を持つ人が何人かいて、中には完全にクローズにして就職を決めた子もいた。就職課の先生と色々話し合った結果そうなったらしい。やはり障害者雇用となると手帳を所持する手間があること、そして何より賃金が全然違ってくるのでクローズにせざるを得ない現状があること等、正社員として働くハードルがまだまだ高いよな、と話していて強く感じた。

実際私も何も言わずに面接を受けたところがいくつかある(まあ落ちたけど)。

何ならむしろ自分が障害福祉サービスを利用したいくらいではある(笑)。

 

最近思うのだが、「精神疾患精神障害なのか?」という疑問を持つようになった。

学校の授業で先生がハッキリと「精神疾患精神障害である」と言っていたが、そう思う部分もあれば、そう思わない部分もあったりして、非常に曖昧な感じはある。

自分は精神疾患は持っているが、精神「障害」なのかどうなのか?という部分で引っかかっている。もしくはまだ自分自身が「障害」ということを受け入れたくないのか。

「障害」って何となく「日常生活に支障の出るもの」というイメージがあり、実際法律の定義でも「日常生活に著しい制限がある者」と謳っているものがある。

自分はそこに当てはまるのか?と考えた時に、特に配慮は不要だし、日常生活も服薬すれば問題なく動けるし、どうなんだろう。微妙なラインではある。手帳を所持するほどでもないのかな、でも精神3級くらいは持てるのかな、とか色々考える。

まあそんなことを考えたところでどこかで活かされるのかと言われると、どこにも活かされないのだが(笑)。

 

でも私の将来的なビジョンが一つだけあって。

自分のような人を支援したい。その思いがとても強い。

所謂「制度の狭間にいる人」だ。手帳を持つまで至るのかが微妙だが(実際所持まで至っていない)、制度利用に至るまで微妙な人。というか、使える制度が症状が微妙な分ない人。実際私もそうだ。色々考えて「仕方なく」一般就労をしてお金を稼いでいて、結局しんどくなってしまう人。だけど生活するためにはお金が必要だから働かざるを得ない人。

なんかそういう人たちが集まってビジネスをやると結構いいビジネスが出来るんじゃないか、なんて考えたりもする。

でも今の私は無力で経験不足なので、まずは現場経験を積む必要があると思い、就職した。

 

4月から私は一職員として働くが、そういったことも見据えながら働いていきたいなと思った。

 

 

今日は学校の修了式(実質卒業式)。最後の学校、行ってきます。