ひび

にちじょう

ぶき

ブログを連続投稿します

 

なぜ私がブログを始めたのかと言うと

理由はいろいろありますが、一番はブログの文章を通じて色んな人と繋がりたいという思いが強いです。

文章って自分にとってはとても大切な存在で

何かを書き綴ることで自分の中の考えが整理出来たり、モヤモヤした感情などを言語化できたりするツールなので(時に出来ずにモヤモヤすることもあるけれど)、

文章っていいなーって思います。

だから私は今パソコンでポチポチとブログの文章を綴っていますが

この時間がとても好きです。タイピングしている時間は何だか幸せな気持ちになります。

 

まあそんな感じで出来るときにブログを書き綴ろうと思うのですが

まずは自分がブログを始めるきっかけとなった出来事でも話します。

 

元々私は仕事の過度なストレスによりうつ病を発症しました。

発症したのはもう何年も前のことなのですが、最近服薬していて少し思うのは

自分は少し感情障害・軽い躁鬱もあるんじゃないかと思います。

医者から何の薬を処方されているんだろう?と思っておくすり手帳を見たら、

「感情の高まりを抑える薬」が何種類か出ていて「あれ?」と思いました。

うつ病って感情めちゃくちゃ低下する病気だと思っていたので、気分の落ち込みを抑える薬を服用しているものだと勝手に思っていたのですが、どおりである程度気分が上がったところで「あれ、なんかこれ以上気分の高まりが感じられないな」と思う場面が多かったわけだ、と腑に落ちました。

まあ要するに、私はそういった複合的な(おそらく)精神疾患持ちなのです。

 

何に対しても自信が持てず、何かと人と比べては劣等感を抱き、時には希死念慮を抱いたりすることもありました。今でもそれは完全に改善されたかと言われたら完全ではないと思います。

ただ、ずっと「自分に確信的な自信を持てる何か」が欲しい、とずっと思っていました。

多分それがあると自分の人生少しでも変わるんじゃないかと思っていました。

これといった特技もなく、趣味はないわけではないのですが、あんまり自信の持てるような趣味ではなくて。(そもそも趣味って自信持つためのツールなのか分からないけど)

ほら、就活でよく聞かれるじゃないですか。地獄の「自己PR」。(笑)

あれが本当に苦手で。何で自分をアピールせないかんのだ。なんて思いながら面接受けた時期もありました。つくづく社会不適合者だなあ、って思います。

 

前置きが長くなりました。

とにかく精神疾患を持っている私が何か自信を持てるものが欲しいと思って、あることに挑戦することに決めました。

それは「国家資格の取得」でした。

 

国から認められた資格以上に、日本国民で良かったと思える資格はあるだろうか。(笑)

でも、ただ「国家資格の取得」だけじゃ何だか面白くないというか、完全に自信が持てないなと思って更に決めたことが「仕事と学業の両立」でした。

 

仕事をしながら勉強をして、国家資格を取得する。しかも1年で。

なかなか大変な挑戦ですが、これをしたら自分でも自信がつくんじゃないか。

そう思いました。

 

私が挑戦した国家資格は「精神保健福祉士」でした。

まだまだ社会的な認知度の低い国家資格ですが、ひょんなことから私もこの資格があることを知りました。

元々EAPという、企業内のメンタルヘルスケアを行う人になりたいなと思って応募したのですが、自分の病状を伝えた時に「病状が安定してから受けなおして下さい」と突っぱねられました。正直悔しかったです。

そこのWEB講義の場所でたまたま「精神保健福祉士」の存在について話されており、「あ、私これになりたいかも」とフィーリングで思いました。

 

まず「精神保健福祉士」とは何ぞや。という話ですが。

カウンセラーではありません。カウンセラーになりたければ「公認心理師」「臨床心理士」等の資格を取得して様々な職に就くといいと思います。

でも私は「ただ話を聴いてもらう」だけでは自分の問題って解決しないな、と何となく、モヤモヤすることがあって。

確かに時々「あれがつらかった」「これがしんどかった」と聴いてもらうだけでも自分の心が解決する時もあるかもしれません。でもそれでは自分自身の根本的な解決に繋がらないな、と思いました。

以前カウンセラーの方からの勧めで「認知行動療法」を何度か受けたことがあるのですが、脳が完全に抵抗と拒否反応を示して、結局自分には合わずダメでした。

「そうじゃない」と何となくずっと思っていました。

 

まず私は自分自身の「生活」に非常に困っていました。

お金がない。お金がないから色々制限される。でもどこに相談していいのか分からない。

そんな時に相談に乗ってくれるのが「精神保健福祉士」です。

自分の「困りごと」に対して「その人らしい暮らし」に向けて相談に乗り、実際いろんな機関や職種の方と連携を図って解決へと導いてくれる。そんな存在です。

実際自分は相談を受けたわけではありませんが、その存在を知って「ああ、私が相談したい相手でこれが私のなりたいものだ」とそこで思いました。

例えば自分の「お金がなくて生活に困っているが、どこに相談していいのか分からない」という問題に対しては、「障害年金の申請が出来るかもしれないので申請手続きに一緒に行ってみましょうか」等アドバイスをしながら一緒に解決に向けて考えてくれます(あくまでも一例なので、これが全てとは思わないで下さい)。

 

まあ、「精神保健福祉士」という存在はそういう存在です。名称独占の国家資格です。

業務独占の資格ではないのでこの業務が精神保健福祉士にしかできない、とかはありませんが、「精神保健福祉士」という立場を取ることでより業務が行いやすくなります。

 

そしてそんな挑戦を始めることを決めました。

自分でも「ちょっと無謀かな」なんて思いながらスタートさせました。

さすがに昼間正社員だと時間の融通(残業等)が利かない可能性があったので、昼間は派遣社員でお金を稼ぎ、仕事終わりに学校に通い、勉強をする、というルーティンを取りました。

途中、めちゃくちゃしんどかったです。当たり前ですが、私の感情には”波”があるので、調子のいい時もあれば調子の悪い時もありました。それでも学校に行くことだけは諦めませんでした(本当に体調が悪い時は休んでしまっていましたが)。

 

でも何としてでもこの夢を叶えたかったのです。

「疾患を持っていても、これだけ目指せる可能性があるんだよ」ということを自分の身を以って証明したかったのです。

 

私は通信では絶対に長続きしないタイプなので、通学スタイルを取りました。

結果、いろんなクラスメイトの人たちと仲良くできるようになったので良かったです。

 

ただ、途中で色々と模試が行われたのですが、良い結果が出せたことは一度もありませんでした。

国家試験の合格ラインは大体毎年6割程なのですが、模試で6割を取ったことがありませんでした。取れて5割とかそれくらい。

「本当に自分なんかが受かるのか…?」と不安と諦めに途中何度も襲われました。

言い訳をしたくないのであまり言わなかったのですが、自分は圧倒的に勉強時間が足りない人間だったなと思います。本当は学校から帰ってきたら復習するのが一番良かったのかもしれませんが、学校から帰ったら22時半を過ぎて、そこからお風呂に入ったり色々していたら疲れですぐに寝てしまう日々でした。

 

それでも仕事と学業の両立は諦めませんでした。

 

去年の4月に学校に入学したのですが、派遣の仕事はその1か月前の3月から働き始めていました。週5日、月~金7時間フルタイムで働いていました。

そして「さすがに国家試験の勉強をしなければヤバイ」と思い、12月末で退職し、1月はまるまるガチで勉強しました。1日8~10時間くらい勉強に励みました。国家試験が2月のはじめだったので、1か月だけガチで勉強したところで成績が上がるのか不透明なところがあったので、勉強してもしても不安しか起こりませんでした。勉強していない時間も不安と焦りに襲われ、「自分の行っていることが正しいのか」が分からなくて正直ずっと焦っていました。

私の勉強方法は、過去問をやるだけでなく、今までやった模試の見直しをひたすらしていました。過去問だけではカバーは絶対できないと思い、模試で間違ったところ中心に解説を見ながら勉強していました。

 

そして迎えた国家試験当日。

問題は私はとても難しく思えました。クラスの人は「簡単だった」と言う人が多くて焦りました。

2日間受けたのですが、全然手ごたえはありませんでした。「これはちょっとやばいな」とむしろダメな方に向いているような気がしてなりませんでした。

そもそも模試で全然ダメダメだった私が、1か月だけ勉強しただけで国家試験に受かるなんて夢みたいな話があるのか。終わってからはため息ばかり吐いていました(笑)。

それでもどんな結果であれ1年間かなりタイトなスケジュールでここまで出来たことをとりあえず褒めようと思い、クラスの人数人でお疲れ様会を開催しました。久しぶりにお酒を解禁して、めちゃくちゃ無礼講で楽しかったです。

 

国家試験終了後、解答速報が出ており、続々とクラスの人が自己採点をしていて、私は学校である「自己採点会」まで自己採点するつもりはなかったけど(点数を知るのがとても怖かったので)、結局自己採点しました。

 

結果は8割超えでした。

自分でも発狂しました。噓でしょ、と。

 

自分でもあり得ない結果が出たので3回くらい見直しをしましたが、何回やっても結果は同じだったのでびっくりしました。

みんな「簡単だった」って言ってたけど、私にとっては「めちゃくちゃ難しかった」問題で8割超えの点数が取れていた。これは本当に夢なんじゃないか。と思いました。

 

そしてつい先日、公式合格発表が公表されました。

 

無事、合格しました。

 

今年は「たくさんの人を受からせる」という運営側の意向もあり、例年と比較して(いつもは6割ほどの合格率だが)今年は7割と本当に合格者数の多い年になっていました。

ある意味「チャンスの年」だったのかなと思いました。でも受かってよかった。

今でもあんまり実感はないけど、「本当に私が”精神保健福祉士”を名乗っていいのか」なんて思うけど、国から認められたので私は正式に「精神保健福祉士」を名乗っていい立場になることができました。

私自身に非常に大きな強みが出来ました。とても喜ばしいことです。

そして自分の身を以って「疾患を持っていても、こういう可能性を持てるよ」ということを証明できました。

 

そして今後は就職活動を本格的にしていこうと思います。

元々就職活動は合格発表されてから(自分の境遇が確定してから)と決めていました。

自分の病気の経験と、「精神保健福祉士」というバックを武器に自分らしく就職活動が出来たらと思っています。

今現在数社エントリーしていますが、面接を通して自分が「いいな」と思う場所が見つけられたらいいな、と思っています。面接は嫌だけど(笑)。

 

またどうなったか決まったらその時はここのブログに書こうと思います。

 

これから私は「精神保健福祉」領域で活動していくことを誓います。

そして一人でも多くの障害を持つ方の支援が出来たらと思います。

 

本当に良かった。これからがスタートです。

 

 

以上、近況報告でした。